契約はいつ成立する?

日々これ約束=契約とお話し致しましたが、契約はいつ成立するのでしょうか?
契約は、申込みと承諾の意思表示のみで成立するので、承諾と契約の成立の一文字づつを取って、諾成契約(だくせいけいやく)と言います。つまり、契約は、申込みに対して承諾した時に成立です。
それは、そうですよね。だって、口約束でも契約は成立するでしょう。契約書は細かい取り決めや、後日紛争があった時などのために作成しておくものです。ちなみに口頭のみでよく、書面の作成が不要であることを、「不要式行為」と言います。特に要式は必要ないということですね。
つまり、「君にこの指輪を買ってあげる」と言ってしまい。女の子が「ありがとう。嬉しいわ。ウフ」と言った時点で、買わなければいけない義務が生じます。書面にしなくてもですよ。いけませんよ。軽々しく言っては・・・。言ったことないけど。すまん。かあちゃん(ーー;)
それでは、過去問に言ってみましょう。53-7-1は昭和53年の第7問第1肢目ということです。昔の問題の方が基本的なことを聞いているため、最初に解くのにはいいですよ。基礎を固めないと家は倒れます。鉄筋の量を減らすような、勉強の仕方はいかん。
過去問
売買契約は、売主が財産を移転させ、買主がこれに対して代金を支払うことを約束する旨の書面を作成することにより成立する。(53-7-1)

○今日のポイント 契約が成立するには、申込みの意思表示と承諾の意思表示、合致すればそれでよし。
× 書面はいりません。口頭でも成立
どうですか?過去問で聞いていることが(何を聞きたいのかが)理解できれば考える力がつきます。つまり、この過去問は契約の成立に書面はいらないよ。といっているわけです。

民法とは何ぞや?

まずは、民法=みんぽう。とは何ぞや?から。敵を知ることから始めよう

法律には色々な種類がありますが、民法とは、その名のとおり民(たみ)と民(たみ)との法律です。
ちなみに、江戸時代より前は、民法のような個人の間での法律というのはありませんでした。何か争いがあったりすると、村の名主さんや住職さんなどが、その地方の慣習や決め事により解決して行ったわけです。
でも、明治になり、段々世の中が複雑になってくると、当然慣習だけでは足りなくなってきます。そこで、明治31年に民法という法律が施行(しこう)されました。
何故、宅建試験を勉強するのに民法なのでしょうか。それは、民法は「民と民」つまり、人と人との法律ですから、人と人との決め事である「契約」の基礎となっている法律だからです。
契約とは、今お話したように人と人との決め事、つまり約束のことです。つまり、無限にいくらでも数はあります。毎日が契約、つまり約束の繰り返しですね。電車に乗るために切符を買う、お店でご飯を食べるなども、お金を払って対価を得るわけですから、日常生活の行為は、全て約束つまり契約事なのです。
「お兄さん。ラーメン一つ」「はいよ」ハイ契約成立です。まずかったら?それはしらん。
○ポイント 宅建試験は民法=契約=約束の基礎