代理とは

さて、今回からは代理です。契約は本人自身が行うのが原則です。しかし、例えば制限行為能力者であれば、親御さんに任せた方が安心ですし、また、売却や賃貸の依頼を、その道のプロである不動産屋さんに頼む場合も数多くあるでしょう。
このように人に頼んで任せる行為を代理といいます。代理が不動産屋さんの主な仕事ですから、非常に重要で、過去問の量も多いところです。
他人が本人の代わりになった方が人の利益になる場合に、代理をその他人にお願いすることが多くあります。その代理の中で、先日お話した、制限行為能力者の親御さんなどは、法で規定されているから法定代理、不動産屋さんなどは任意に契約を結ぶわけですから、任意代理と言います。
法定代理  本人 → 法定代理人(親御さんなど)
 
任意代理  本人 → 任意代理人(不動産屋さんなど)
代理はあくまでも、本人の利益のためのものです。そのため、代理行為は次の3つにまとめられます。
1.本人から任された権限の範囲内で、
2.本人のためにする意思表示をして、
3.その効果(結果)は本人に帰属致します。
この3つは覚えておいて下さいね。
過去問
代理人が権限内において本人のためにすることを示してした意思表示は、直接本人に対してその効力を生ずる。(50-3-1)
ヒント 代理人は誰のためにその行為をするのでしょう。